8月以降における熱中症予防対策の徹底について(厚生労働省より)

厚生労働省より周知依頼がありました。

職場での熱中症予防対策については、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」等の取組みを行い、関係団体等と連携をし取組みいただいているところですが、今般7月末までに報告があった全都道府県の熱中症の件数を取りまとめた(別紙:下記)ところ、猛暑であった昨年同時期と比較して、6月については、速報値ではあるものの、死傷者数が2倍以上となっていました。

例年、熱中症の発症は7月から8月にかけて急増するところ、今年は、新型コロナウイルス感染症に備えて「新しい生活様式」を導入したことに伴い、在宅勤務や業務量の偏りが生じているところも多くなっています。7月末からの気温の急激な上昇に対し、労働者が熱順化(熱に慣れ当該環境に適応すること)していないと、熱中症の発症や重篤化が懸念されます。また、こうした状況で、夏季休暇後に、暑さに慣れていない身体で業務再開を行う際には細心の注意が必要です。

つきましては、8月以降の職場における熱中症予防対策の徹底に向け、労働者の熱順化の状況を踏まえた対策の実施に留意する等により、熱中症予防対策に一層の取組を進めていただけるようお願い申し上げます。

〇(別紙)熱中症による月別の労働者死傷病報告数(平成31年・令和元年・令和2年)についてはこちら(PDFファイル)