労災疾病等医学研究普及サイト「メタボローム」について

当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。

今回はその中で令和5年度に研究報告書を作成した研究開発テーマ「メタボローム」のうち「血漿メタボローム解析による過労死等関連生化学的指標の確立」に関する研究報告のご紹介です。

我が国においては、長時間労働による心臓・脳血管疾患のリスクが高まる危険性についてはこれまで数々の報告がなされており、過労死等の防止の観点から働き方改革関連法に基づく働き方改革等の取組や過重労働対策等が講じられています。

本研究では過労死の中でも特に心血管疾患に至る予測因子・関連因子となる指標の確立を目指しました。

研究の結果により、従来の指標よりも早期に診断可能となる新規の指標を明らかにし、過労による心血管疾患リスクの高い状態を早期に診断できる可能性が示唆されました。

なお、詳細な研究内容については、こちらからご覧いただけます。

労災疾病等医学研究普及サイトは、こちらからご覧いただけます。

また、上記の研究は当機構が発行する情報誌「産業保健21」でもご紹介していますので、併せてご覧ください。