労災疾病等医学研究普及サイト「中皮腫パネル」について
石綿(アスベスト)は、かつて建設資材や自動車部品などに利用されてきましたが、石綿繊維を吸入すると肺がんや中皮腫など石綿関連疾患発症の原因となるため、現在は製造・使用等が原則禁止されています。
石綿関連疾患の診断及び石綿ばく露所見の判定にはエックス線写真の読影等が必要となりますが、その判断が難しい事例が多く、医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての知識も必要となります。 当機構では、最新の医学的知見や診断技術を踏まえた石綿関連疾患の診断方法、石綿ばく露の所見に関する読影方法及び労災補償制度の取扱い等についての研修を行っています。今回はその中の一つである「中皮腫パネル」についてご紹介します。
「中皮腫パネル」は、中皮腫診断に携わる医療関係者を対象とし、中皮腫の確定診断が困難であった症例について、パネル形式により参加者全員で診断を行うものです。令和7年度は9月13日(土)に広島大学において開催を予定しています。
詳細は、「労災疾病等医学研究・開発ページ」(https://www.johas.go.jp/kenkyu_kaihatsu/rosaisippei13bunya/tabid/398/Default.aspx)に掲載していますのでご覧ください。
○石綿関連疾患診断技術研修(https://www.research.johas.go.jp/asbestokenshu/)