労災疾病等医学研究普及サイトについて「石綿関連疾患診断技術(基礎・読影研修)」「早期復職」について(ご案内)

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について時宜に応じた研究に取り組んでおります。

今回ご案内するテーマは下記のとおりです。

〇「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・読影研修)」

石綿(アスベスト)は耐熱性等に優れた天然の鉱物繊維で、建設次第や自動車などに利用されてきましたが、石綿繊維を吸入すると肺がんや中皮種などの原因となることから、現在使用は禁止されております。

これら石綿繊維によって引き起こされる石綿関連疾患の診断および石綿ばく露所見の判定には、エックス線写真の読影等が必要となりますが、その判断には困難な事例が多くあります。また、診断等を行うには、医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての知識も必要となります。

当機構では、呼吸器系の疾患を取り扱う医師や産業医などの医療関係者を対象に、石綿関連疾患の診断技術の向上及び労災補償制度の周知を図るため、石綿関連疾患の診断方法及び石綿ばく露の所見に関する読影方法並びに労災補償制度の取扱い等についての研修を開催しております。

令和2年度の「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・読影研修)」について、新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、例年の集合形式ではなく、オンデマンド形式で開催することといたしました。

詳しくは、こちら をご覧ください。

 

〇「早期復職」について

現在、がんは我が国における死因のトップであり、2~3人に1人は生涯の間にがんと診断されます。また、3人に1人は就労可能な年齢でがんと診断されており、がんと診断された後も仕事を続ける勤労者は、今後増えることが予想されています。

がん患者さんが復職するために最も重要なことは、体力の維持・増進とされており、そのためには「運動療法」と「食事療法」が効果的であると考えられています。

平成30年7月から開始した本研究は、がん治療のために手術を受ける患者さんを対象として、持久力や筋力を強化する「運動療法」と、最適な蛋白質を摂取する「食事療法」を手術の前から一定期間実施します。退院後9週目まで血液検査や体力測定等を行うとともに、復職の状況を調査します。

復職を目指すがん患者さんに対して、「運動療法」と「栄養療法」を行い、持久力や筋力の効率的な改善が出来れば、患者さんの早期復職及びキャリア維持並びに職業生活の維持に大きく寄与することができると考えています。

詳しくは、こちら をご覧ください。

 

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