労災疾病等医学研究普及サイト「病職歴データベースを活用した研究」について

労働者健康安全機構よりご案内です。

当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。

今回はその中で「病職歴データベースを活用した研究」についてご紹介します。

労災病院グループでは、全国の労災病院の入院患者さんにご協力いただき、これまでの仕事や生活習慣等に関する情報を収集しています。その収集した情報をデータベース化して、職業と疾病との関連性についての研究を行い、研究成果は就労者の健康の保持増進及び疾病の予防・治療・職場復帰支援に活用しています。

今般、病職歴データベースの大規模データを用いて、15年間、約14万人の死亡退院者データを分析し、死亡例の季節性および性別・年齢層別にみた死因の特徴等について解析した研究結果が「日本職業・災害医学会誌」にて報告しました。

研究論文が下記リンクからご覧になれます。

論文タイトル:『15年間の死亡統計から学ぶ:全国労災病院病職歴データベースによる検討』(病職歴調査研究責任者 豊田章宏先生)

https://www.research.johas.go.jp/bs/index.html#results

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